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鉄骨造住宅
鉄骨造住宅のメリット
鉄骨造住宅は、家の中に設ける壁の制約が少なくてすむため、木造に比べて間取りの自由が利きやすくなります。
また、大きな窓を設けることができるなど、ご自分のイメージに沿った住空間をデザインできるということは大きなメリットになります。
後からリフォームしやすいということもあり、将来的に大規模なリフォームを見込んでいる方や、家のデザイン的機能を重視する方にとっては魅力のある家といえるでしょう。
鉄骨造住宅のデメリット
一般的なイメージから、鉄骨の方が木造よりも地震に強いと考えている方も多いと思いますが、現在は耐震基準そのものが変わっていますので、これから建てる家に限っていえば単純には言い切れません。
火事についても、一般的に鉄は燃えないというイメージがあるため、木造よりも強いように思われがちですが、実際の火事では建物だけではなく、家の中にある家具なども燃えますので、一概に「火事に強い」ということはできません。
木造住宅の場合は、柱や梁の表面が炭火することで、芯まで火が通らずに燃え残りますが、鉄は540度を超えると強度が激減し曲がってしまいますので、倒壊の危険性を頭に入れておいた方がよいでしょう。
大きなデメリットとして、鉄は木に比べて熱伝導率が高いということがあります。
熱伝導率が高いということは、断熱性が低い家になりやすいということであり、簡単に言えば、断熱をしっかりやらなければ夏は暑く、冬は寒い家になるということです。
また、結露が起きやすいという問題もあります。
家の見えないところで起こる内部結露は、知らぬ間に建物の土台や柱をむしばんでいきますので、細心の注意が必要です。